
ここでは、ファクタリングの闇として悪質ファクタリング会社の手口を記事にしています。
ファクタリング業界では、誠に残念ながら一部に「悪徳業者」が紛れています。
法外な手数料、粗悪な対応、違法な融資の斡旋などトラブル事例は多岐にわたり、実際に逮捕されたケースも存在します。
ここでは、当社にご相談いただいたお客様から伺った他社での被害やニュースで取り上げられた事例を元に、悪質業者の手口及び当社の見解等をご紹介したいと思います。
● 悪質業者の対応
ファクタリングは最大で数千万円以上の債権を売買する大きな契約です。
本来は慎重にじっくり検討して決めるものですが、資金調達手段の特性から一刻を争う事態に陥っているケースがほとんどです。
当社をはじめ多くのファクタリング会社が「最短即日対応」を行うなどのスピーディーな対応がメリットである一方、お客様の緊急性がある状況を逆手に取って粗悪な対応をする業者が多数存在します。
例えば、ホームページでは良い内容ばかり紹介しているにもかかわらず、実際に問い合わせしてみると思っていた内容と全然違った・対応が非常にいい加減だった等の被害が挙げられます。
ファクタリング業界は貸金業のような登録が不要で、取り締まりをする法律が民法と刑法しかないという背景もあります。
◆足元を見た営業
悪質営業を行うファクタリング会社は、お客様が窮地に追い込まれていることを理解した上で、手数料を最大限に引き出そうとしたり、敢えて時間を掛ける等で焦って契約を締結させようとしたりします。
(例:「すぐに伺います」と案内しておきながら時間をわざと遅らせる・出張料を請求する・強引に契約を迫る等)
また、「今契約するなら諸費用を安くする」など、資金繰りで切羽詰まった状況を上手く利用するセールストークも多く用いります。
悪質ファクタリング会社は筋の通った対応をしなくても、とりあえず面談や審査申込に繋げれば強引に成約へ結びつけられると考えているのです。
悪質ファクタリング業者は、コンプライアンス遵守の概念を持たず、あらゆる方法で集客して強引な勧誘で契約に結びつけています。
● 適正相場を理解する
ファクタリングの手数料相場は3~25%です。
ご覧の通り手数料の幅が広くなっており、契約内容や売掛先の信頼によって適用される手数料は大きく変わります。
業界全体の“相場”は簡単に調べられますが、実際に利用する条件での適正値をご理解されていない企業様が多いのも一つの事実です。
本来は10%程度の手数料で対応できる所を20%の条件提示をしても、さまざまな理由を付けて納得させてしまう業者も存在します。
悪質ファクタリング会社に騙されないためにも、お時間が許すようでしたら複数社から話を聞いてみてください。(もちろん、当社と他社の相見積を取っていただいても構いません。)
なお、ファクタリング手数料が安くても諸費用や長期契約を求められる場合もあるので、必ず総額や長期的なコストで比較するようにしてください。
当社では、あまり語られることのない手数料を決める基準についてもオープンにご説明をしています。
● 悪質業者によるトラブル事例
悪質ファクタリング会社との間で実際に起こっているよくある被害をまとめました。
問題点、現在の業界事情、回避するための方法を添えてご紹介します。
貸金業の登録をしていない違法業者による融資は法外な利息と違法な取り立て行為を受けるリスクがあります。
ただし、2017年から2018年にかけて複数の摘発事例ができたことで、以前に比べてあからさまな違法行為をする悪質ファクタリング会社は減少し、業界全体で浄化が進んでいると見ています。
他の事業の片手間で行っているケースも多く、専門性を持たないファクタリング会社の大半は対応できるスタッフが1人しかいません。
結果的に最短即日対応を明記していても、Web申込からの返答に1日以上待たされてしまう又は希望日時で面談・契約手続きのアポイントを取れない状況になってしまう等のデメリットが発生します。また、西日本のファクタリング会社では少ないですが、東京に拠点を置くファクタリング会社は、来客対応できるオフィスすら持っていない業者が存在します。
会社所在地の部屋(フロア)番号を明記していない若しくはレンタルオフィスを使っているような業者の場合にはより慎重に検討するようにしてください。
悪質ファクタリング会社が行き過ぎた勧誘を行うのは、問い合わせ件数が少ないことや、社員に対して歩合給で稼がないと生活できないような給料形態にしているケースが多いです。事業を営んでいるとプリンターのリースや車販売など、あらゆる業者から営業を受けることがあると存じますが、これらと同様に迷惑行為とも言える強引な勧誘へと発展してしまうことがあります。